以下のコメントを協会宛にメールで送った。
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診療ガイドラインについての意見
ガイドラインを公表された意図といううのはEBMを推進するためということが前提だとは思います。 しかし、全体を拝見させて頂き、まず気づくことがエビデンスレベルが低いということに気づかされました。臨床活動の中で使用しているものの ほとんどがエビデンスが低いということが分かりました。各項目において最終的にさらなる臨床的研究成果の蓄積が必要とあります。この現状(研究インフラの脆弱性、研究スキームとのミスマッチ、研究を支える人材不足、臨床研究者の不在)でどのような発展が見込まれるのでしょうか。 脳卒中のガイドラインにおいて現状と展望の項、「1970 年代頃まで多くみられた片麻痺患者の反張膝をはじめとする極端な異常歩行があまり見られなくなってきたのも,そのような教育を受けてきた我が国の理学療法士の存在に依るところが大きいと考えられる。」まず、このような根拠のない見解を協会主導のガイドラインとして公表することは問題ではないでしょうか?ボバースアプローチは賛否両論のため「ボバース概念をひとまとめにして効果の有無について述べることは控えることにした。」とある。これではガイドラインの意味がないと思いますが、臨床にどう活かせというのでしょうか。 ガイドラインの項目として数少ない疾患の中から診療報酬上、下方評価とされている背部痛や変形性膝関節症が選ばれているのはどうしてでしょうか。臨床上も効果がないと実感しているし診療報酬も取れません。 ガイドラインを公表する意図をもっと明確にし、医療の中での理学療法をどのうような位置づけにしたいかを方向づける必要があると思います。臨床現場ではアイデンティティーを持たないセラピストが散在し既に、他部門からの評価は高くない施設も少なくありません。 一臨床家としての意見ですが本気で理学療法の発展を願うからこそ協会には現実に目を向けて対策を進めてほしいと思います。
後日協会から返信メールが送られてきた。
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このたびは理学療法診療ガイドラインへのコメントをお寄せいただき誠にありがとうございました。
皆様からいただいた貴重なご意見は、
診療ガイドライン部会にて参考にさせていただき、
より良いガイドライン作成を図る所存でございます。
今後もまた忌憚ないご意見を賜れば幸いでございます。
お忙しいところご協力ありがとうございました。
臨床現場から感じること
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理学療法を治療的概念として推し進めるには限界がある。現在、エビデンスが確立された理学療法はほとんど無い。種々のガイドラインに理学療法という文字はない。看護師の業務と変わらないものがいくつもある。何が理学療法として医療の中で存在価値があるのか。それは、治療ではなく全人的復権を進めるための手段と方法である。それを治療的概念としてエビデンスを追い求めることは不毛な議論を進めることになる。
現代医療においてリハビリテーションが神がかり的な治療法として誰も認識してはいない。今、求められているリハビリテーション(特に急性期)とは如何にシームレスな医療を進めるかを考えた専門的医療行為である。その方法としては、合併症の予防など予防医学的介入や患者の24時間の活動状況を把握し適切な評価のもと、タイムリーなADLの改善を目的にした情報提示とアプローチだと考える。
昨今、医療崩壊が叫ばれる中、各医療業界は生き残るため必死に活動している状況である。リハビリテーション分野においても協会を中心とした関係団体がもっと現実に目を向けて具体的な対策を推し進めなければ先はない。
昨今、医療崩壊が叫ばれる中、各医療業界は生き残るため必死に活動している状況である。リハビリテーション分野においても協会を中心とした関係団体がもっと現実に目を向けて具体的な対策を推し進めなければ先はない。
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